住みやすさと デザインと

【12坪の狭小住宅の施工例】斜めの壁で「面」を強調し、広々とした空間に

こんにちは、CUSTOM HOMEです。

注文住宅で狭小住宅を建てる時、次のような不安を抱く方は多いでしょう。

狭小地でも広々としたLDKにできる?
光や風をたっぷり採りこみたいけど、可能なの?
周りの視線が気にならないかな?

「狭小地では叶わないかも」とあきらめている方もいます。しかし注文住宅なら、上記のような希望も叶えることができます!

CUSTOM HOMEは多数の狭小住宅を手掛けてきました。
今日は、施工事例の一部をご紹介します。

■狭小住宅を広く見せる工夫とは?


多くの住宅会社は、変形地で家づくりをする場合、斜めの土地に対して直角に建物を作ろうとします(写真左の図)。
そうすると、部屋の中に凹凸ができ、壁がいくつかの面に分かれて見えることから、部屋全体が狭く感じられます(写真左の図の矢印が視線)。

これに対して、CUSTOM HOMEでは、変形地の形に沿った斜めの壁をご提案しました(写真右の図)。
凹凸のない壁なら、見せる「面」が長くなることから、部屋全体が広く感じられます(写真右の図の矢印が視線)。

斜めの壁を施工するには、現場で大工さんが木材をカットしなければなりません。施工技術が必要とされることから、多くの住宅会社は斜めの壁を敬遠し、直角の壁で家づくりをしようとするのです。

しかし、自社施工のCUSTOM HOMEでは、高い技術力が必要とされる複雑な施工も可能です。注文住宅の経験豊富な職人が施工するため、斜めの壁でも美しく頑丈に仕上がります。

狭小住宅でも工夫次第で、広々とした空間を確保することは可能です!

■12坪の狭小住宅の施工例|「飲み屋」がコンセプトの大人が楽しめる家

大阪府大阪市淀川区
敷地面積:12坪
延床面積:32坪
建物価格:1,840万円から

最初にご紹介する施工例は、3階建てのOさま邸。
ご夫婦ともお酒が大好きで、「飲み屋」をコンセプトに、家中のあちこちにお酒を呑んで語らえる場所を作りました。愛猫が快適に暮らせる個性的な工夫も必見です!

敷地を上手に活用した、印象的なブラックの外観。プライバシーを守りつつ、光や風を採り込む工夫をしています。

鉄骨のらせん階段が印象的なダイニングキッチン。

ダイニング横に、炉端焼きの居酒屋をイメージして畳コーナーを作りました。水コンロで魚介類や野菜を焼きながらお酒を酌み交わす時間は、夫婦の至福のひとときとなるでしょう。

キッチン後ろのカウンターは、お酒を並べるスペースです。黒をアクセントに、スタイリッシュな空間に仕上げました。奥のリビングには、ワインセラーを置くスペースを確保しています。

1階はビルトインガレージで、奥に収納部屋があります。泡盛の甕(かめ)やアウトドア用品をたっぷりしまえます。

オープンスタイルのスッキリとしたデザインの洗面所。下にミニ冷蔵庫を置いて、お風呂上がりにすぐビールを手に取れるようにする計画だそう。

バスコートを設けることで、バスルームも広々とした印象に。

トイレは遊び心あるイエローの壁紙で仕上げました。書棚があるため、じっくり読書を楽しめます。

最初に紹介した畳コーナーですが、実は秘密があります。小上がりの畳コーナーの一番奥は、ペットドアがついていて、猫ちゃんのプライベートなお部屋になっているんです!

3階廊下のペットドア。ペットドアがあると、猫ちゃんも自由に家中を行き来できます。

3階廊下には天窓(トップライト)を設け、明るさを確保しました。狭小住宅でも、窓の配置を工夫したり、天窓を活用したりすることで、明るく過ごしやすい家になります。

■20坪の狭小住宅の施工例|ギャップに驚く広々としたLDK

大阪府大阪市旭区
敷地面積:19.9坪
延床面積:28坪
建物価格:1,640万円から

続いて紹介するのは、三角地に建つ狭小住宅ながら広々としたLDKを確保した大阪市内の施工例です。

ツートンカラーで印象的な外観に仕上げました。道行く人が思わず足を止めます。敷地の角を利用して、駐車場も確保しました。

土地の個性を生かしつつ、立体感によっておしゃれな雰囲気にしています。

斜めのラインがスタイリッシュな正面玄関。

玄関を入ると、右手には三角形の個性的なシューズクロークを作りました。

2階LDKは、狭小住宅のイメージをくつがえす、広々とした空間です。道路に面している部分が多いため、プライバシーを確保できるよう、窓の高さや配置も徹底的に計算しています。

アクセントクロスで遊び心を加えたキッチン、ダイニング。対面式キッチンで、キッチンには可動棚収納も作りつけました。ダイニング横には、カウンターデスクを造作し、スタディコーナーとして使えるようにしています。

水回りも広々としたスペースを確保。洗面脱衣の間を、袖壁で仕切っています。

バスルームには、余剰スペースを有効活用してバスコートを設けました。視線を気にすることなく、緑を眺めながらゆったりバスタイムを楽しめます。

階段下を有効活用した省スペースなトイレ。省スペースながら、窓と壁紙の効果で、広がりが感じられる空間に。

家族の衣類をしまえるファミクロ。LDKや水回りの広さだけでなく、収納も充実させ、暮らしやすい家にしています。

■狭小住宅でも注文住宅なら夢はかなう


予算に制限があったり、都市部だったりすると、狭小地で家づくりがスタートすることも多々あります。土地面積に制限があっても、注文住宅なら、間取りや建築は自由です。工夫次第で、希望を叶えた家づくりが可能です。

CUSTOM HOMEには、数多くの狭小住宅の施工例があります。
狭小住宅ならではのポイントをまとめた連載記事もあるので、ぜひあわせてご覧ください。

【狭小地に建てる工夫①】三方を囲まれた狭小地でも明るい家は建つのか?

https://custom-home.jp/cms/2020/07/post1977/

【狭小地に建てる工夫②】視線を遮り、家族のプライバシーを守る

https://custom-home.jp/cms/2020/08/post2043/

【狭小地に建てる工夫③】階段下スペースを有効活用する

https://custom-home.jp/cms/2020/09/post2104/

【狭小地に建てる工夫④】インナーガレージで駐車スペースを確保

https://custom-home.jp/cms/2020/10/post2166/

【狭小地に建てる工夫⑤】床面積を有効活用する階段の作り方

https://custom-home.jp/cms/2020/11/post2209/

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