住みやすさと デザインと

【施工事例】中庭と円形ライブラリーのあるバリアフリーのお家【後編】(大阪府枚方市)

こんにちは、カスタムホームCUSTOM HOMEです。
 
今回は前回に引き続き、枚方市のAさま邸の施工事例「中庭と円形ライブラリーのあるバリアフリーのお家」をご紹介します。

 

Aさまは枚方市のご実家の建て替えるため、ハウスメーカーで契約済みでしたが、ハウスメーカーのプランに疑問を抱いておられました。「一生に一度の買い物なのに、疑問を抱いたままでいいのか」悩んだAさまは、カスタムホームCUSTOM HOMEに相談に来られました。

 

カスタムホームCUSTOM HOMEで検討したところ、すべての希望を叶え和室をプラスしつつ、約1,000万コストダウンできることが判明。
Aさまはハウスメーカーの契約を断り、カスタムホームCUSTOM HOMEで家創りをしてくださることになりました。

 

 

Aさま邸の外観は、シンプルかつナチュラルを意識して、建築家がデザインしました。
玄関扉は、無垢材の完全オーダーメイドです。
すべてを木材にすると機密性が悪化するため、枠はアルミサッシにして、デザイン性と機能性を両立させました。

 

Aさまのお家は、お母さまと二世帯で暮らすことを目的とした建て替えで、車いすを使うことを想定して設計しました。工夫したのは、玄関とは別にスロープの入り口を設け、中庭を通ってそのまま自室まで行けるようにすることです。

 

玄関までスロープがあったとしても、玄関がある以上、必ず誰かに介助してもらわなければなりません。しかし、車からそのまま自室に行けるとなると、本人も外出しやすくなり、家族の体力的な負担も軽減されます。

 

 

建物はロの字型にし、真ん中には開放的な中庭を設けました。
中庭があると、家全体がつながっているような一体感が生まれ、コミュニケーションをとりやすくなります。

 

 

中庭なら、周囲の住宅や通りからの視線を気にすることなく、家族だけの時間を楽しめます。
青空の下、BBQをしたりおうちキャンプをしたり、自宅でアウトドアを満喫できます。

 

 

中庭に向かって円形に張り出すのは、個性的なファミリーライブラリーです。
本を読んだり、くつろいだり、ゲームをしたり、家族が思い思いの時間を過ごせます。

 

奥さまはご自宅で仕事をされていたため、ファミリーライブラリーは奥さまの仕事場も兼ねて設計しました。
ファミリーライブラリーからはお母さまのお部屋とリビングの両方が見えるようになっており、奥さまは家族に気を配りながら自分の仕事に取り組めます。

 

 

中庭をながめながら、開放的な空間で仕事に集中できます。

 

 

ファミリーライブラリーの上は、2階フロアからつながる円形バルコニーになっています。
青空を独占しながら、住宅密集地とは思えない開放的な空間で、ゆったり過ごせます。

 

 

中庭と円形ライブラリー・バルコニーを望む2階の回廊。
まるで美術館のような空間です。

 

 

洗面台は高低差を設けて2つ作りました。
お子さまが小さい頃は、低い方の洗面台をお子さまが使えます。
そのうち、お母さまやAさまご夫婦が車いすを使うようになった頃には、今度は低い方の洗面台を車いすのまま使えます。

 

今回は、カスタムホームCUSTOM HOMEの施工事例として、枚方市のAさま邸をご紹介しました。
カスタムホームCUSTOM HOMEは、大阪府枚方市を拠点に、大阪府・京都府・兵庫県・滋賀県・奈良県で家創りをしています。

 

カスタムホームCUSTOM HOMEには、豊富な中庭の施工実績があります。

 

 

中庭とは、壁や建物で囲まれた、屋根のない空間のことです。
芝生を植えるなど庭のようにすることもできますが、ウッドデッキや土間にして、お部屋の延長として使うのも人気です。

 

京都の坪庭も中庭に含まれますが、主に景観を楽しむものを坪庭、外に出て過ごせる一定の広さがあるものを中庭と呼んで区別することが多いです。
ヨーロッパでは中庭を「パティオ」と呼ぶこともあります。また、中庭を持つ住宅を「コートハウス」と呼びます。

 

 

戸建て住宅で中庭を作るメリットは次の通りです。

 

中庭のメリット1.
周囲の住宅や通りからの視線を気にせず、家族でプライベートな時間を楽しめる。

 

中庭のメリット2.
中庭から光を採りこむことで、プライバシーを確保しつつ明るい家になる。

 

中庭のメリット3.
カーテンをつけずに暮らせるため、開放感がある。

 

中庭のメリット4.
子どもが遊ぶときも、防犯面を気にしなくてすむ。

 

 

戸建て住宅の中庭は、主に3種類に分けられます。

 

中庭の種類1.ロの字型
四方向すべてを建物で囲んだ中庭。完全なプライベート空間を作れるのがメリット。ただし、敷地面積が必要で、間取りの設計が難しい。

 

中庭の種類2.コの字型
三方向を建物で囲んだ中庭。ある程度プライバシーを確保でき、敷地面積や間取りの制限も少なく、バランスがいい。

 

中庭の種類3.L字型
二方向を建物で囲んだ中庭。敷地面積が小さくても取り入れやすいのがメリット。ただし、目隠し壁を作るなど工夫しないと、プライバシーを確保しにくい。

 

このほかにも、さまざまな中庭の作り方があります。
下記の施工事例では、建物を二棟に分け、間にアウトドアを満喫できる大空間の中庭を設けました。

 

【施工事例】驚きのアイデアで実現した光と風にあふれる住まい(大阪府摂津市)

 

 

中庭のある家を建てたい方、住宅密集地での家創りを考えている方は、中庭の施工実績が豊富なカスタムホームCUSTOM HOMEにぜひご相談ください。

 

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