美しい書斎のある職住融合のお家【前編】(大阪市東住吉区)
こんにちは、CUSTOM HOMEです。
今回と次回で、前編・後編にわけて皆さまに施工事例をご紹介します。
大阪市東住吉区のKさま邸は、1階がそろばん教室、2・3階が居住スペースの職住融合の住まいです。
Kさまはもともと、不動産屋が建築会社を指定する「建築条件付き土地」をお持ちでした。
しかし、木造3階建てだと、耐震強度を確保するため壁がたくさん必要で、生徒がホワイトボードを見られない席ができてしまうなど、満足のいくレイアウトを提示してもらえませんでした。
CUSTOM HOMEにご相談いただき、私たちは、1階を鉄筋コンクリート、2・3階を木造にするご提案をしました。
袖壁が必要ないレイアウトに大変ご満足いただき、土地の条件を外したうえで、私たちに家づくりをお任せいただけることになりました。
Kさまの土地は、間口4m×25mの、いわゆる「うなぎの寝床」と呼ばれる形状の土地でした。
細長い土地ですが、できるだけ横幅を確保し、快適な空間になるよう配慮しました。
1階のそろばん教室は、コンクリートの質感を活かし、上質な雰囲気に仕上げています。
建築家の安藤忠雄も好んで使う梁のような柱を用いることで、耐震強度を確保しながら、通常の柱を減らして大空間を実現しました。
自社施工で、コンクリート打ちっ放しの施工経験も豊富なCUSTOM HOMEだからこそのご提案です。
正面の大きな収納扉は、ホワイトボードになっています。
他にも、天井のスライドレールを使って大きなそろばんを取り出せたり、フラッシュ暗算のテストができるようモニターを取り付けたり、引き出し式カウンターでテスト問題を出題できるようにしたりと、丁寧なヒアリングのもと、使い勝手のいい教室になるよう工夫しました。
また、手の影が映らないよう、天井照明には造作の間接照明をご提案しました。「本当にそんなことできるの?」とお客さまは仰っていましたが、完成したお家を見て「本当に影が映らない!」と驚いてくださいました。
階段ホールは、正面の壁に照明を埋め込んで天井を照らすことで、灯りをとっています。
また、階段横に丸い穴を空け、美しい陰影を楽しめるようにしました。さらに、階段上部には天窓を作り、3階から1階まで自然光が落ちるようにしました。
次回の後編では、2・3階の居住スペースを詳しくご紹介します。ぜひ、あわせてご覧ください。